目次
Ⅰ・「東京医学人物伝」
①【日本精神病医学の父とは?!】
(1)・シーボルトの伝記も執筆!呉秀三とは?!
(2)・精神病患者の処遇を改善?!
(3)・精神医学書の買取価格一覧
(4)・作業療法関連書籍の買取金額一覧
②【循環器病学・神経生理学の権威?!】
(1)・心電図を導入したのは、秀三の甥?!
(2)・循環器、心電図に関する書籍の買取価格一覧
(3)・神経生理学に関する書籍の買取価格一覧
Ⅱ・「東大医学部の歴史」
①【東大医学部の前身は東京医学校だった?!】
(1)・東京医学校ができるまで…
(2)・東京医学校から東大医学部へ!
(3)・旧東京医学校本館が重要文化財?!
Ⅲ・【東京都の医歯薬系大学】
①・医学部だけでも充実!
(1)・東京都内の医歯薬系大学!
・受験用参考書、問題集の買取について
Ⅰ・「東京医学人物伝
①【日本精神病医学の父とは?!】
(1)・シーボルトの伝記も執筆!呉秀三とは?!
1865年、広島藩医・呉黄石の三男として江戸は青山(現・東京都港区)に生を受けました。東京大学医科大学卒業後、大学院に入学し、精神医学を専攻しました。1891年、初の論文として「日本の不具者」、「精神病者の書態」を発表。さらに、「日本醫籍考」(1839年、富士川游)、「精神学集要」(1894~1895年)、「法医学堤要」(1896年)を刊行しました。1897年7月から1901年10月にウィーン大学のオーバーシュタイナー教授に精神病理学を学びました。
その後、巣鴨病院医長及び病院長、松沢病院初代院長を歴任しました。よって、「日本の精神医学の草分け」と言われました。また、医学史にも深い関心を持っていたため、シーボルトや華岡青洲らの伝記も執筆されました。
1902年、わが国初の精神衛生団体「精神病者慈善救治会」、三浦謹之助とともに「日本神経学会」設立しました。初代精神病学を担当した教授の榊俶が亡くなったため、“精神医学の創造者”とされました。
呉秀三についてもっと知りたい方のために、彼の功績をより深く再確認したい方のためにおすすめの書籍を下記にてまとめてみました。
・『【現代語訳】呉秀三・樫田五郎 精神病者私宅監置の実況』(金川英雄・著、医学書院)
・『シーボルト先生 其生涯及功業』(呉秀三・著、柳原書店)
・『精神病者私宅監置ノ實況及ビ其統計的觀察』(呉秀三、樫田五郎・共著、創造出版)、
・『呉秀三小伝』(呉博士伝記編纂会・著、創造出版)
(2)・精神病患者の処遇を改善?!
明治時代は、精神病患者に対する処遇はあらゆる面で劣悪でした。そこで、秀三は「精神病者監護法」(患者を自宅内で監禁することを強制させる法)を廃止、新たに患者を病院内で看護するための「精神病院法」を制定しました。秀三はまず、患者たちの拘束具を外しました。そして、彼が院長を務めた松沢病院内に彼らのために作業療法を目的とした農耕や畜産などの作業場を設けました。
秀三はウィーン大学留学から帰国した際に患者たちの現状を目の当たりにし、「精神病である苦しみと日本に生まれたという二重苦」に慨嘆。そこで留学時に目にし、学んだ経験を実現させたのが作業療法でした。
秀三は「作業を行えないことが精神不均衡の原因で、作業をよく行うことによって病気を駆逐し、患者の心身を鍛えると同時に良き循環を生む」と考えていました。屋内では裁縫、洗濯、わら工作、屋外では土木、農業、畜産、特殊業務として医務・事務補助や炊事補助など一市民が行っていた作業に治療に取り入れました。
患者たちの作業及び活動内容、人間関係の構築などがもたらす効果は治療法としては遠回りのように感じますが、これが非常に的確な作業療法の手本となり、現代の作業療法でも活かされているのです。
(3)・精神医学書の買取価格一覧
呉秀三によって確立された精神医学ですが、当店では精神医学専門書も喜んで買い取らせて頂きます。下記の書籍は、医療関係者や医学生に愛読されており、高価買取も可能です。しかし、コンディションによっては買取価格も変動しますのでご注意ください。
・『DSM-5 精神疾患の分類と診断の手引』:買取価格=1500円
・『DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル』:買取価格=6000円
・『精神科の薬がわかる本 第3版』:買取価格=500円
・『こころの治療薬ハンドブック 第9版』:買取価格=700円
・『精神保健福祉白書〈2015年版〉』:買取価格=600円
お引越しなどの際にいらなくなった医学書を処分したいという東京にお住いのお客様、ぜひ一度あさゆう堂までご相談ください。
(4)・作業療法関連書籍の買取金額一覧
また、作業療法に関する書籍は多数発売されており、医学・医療や介護に従事する方に相応しい専門書籍からご家族に精神病患者がいらっしゃる方に向けての一般的な書籍など幅広く発売されております。
作業療法にスポットライトをあて、下記にてそれぞれまとめてみました。
・『作業で語る事例報告: 作業療法レジメの書きかた・考えかた』:買取価格=1200円
・『作業療法実践の仕組み 改訂第2版』:買取価格=1200円
・『作業療法実践の理論 原書第4版』:買取価格=1500円
・『エビデンスに基づく高齢者の作業療法』:買取価格=1200円
・『作業療法がわかる COPM・AMPS実践ガイド』:買取価格=1000円
東京にお住まいでご不用になりました医学書をお売りになりたいとお考えのお客様、ぜひ“あさゆう堂”にお問い合わせください!また、過去の買取事例が気になるお客様は、ぜひコチラをご参考下さい。
ご不明な点などがございましたら、お気軽にご連絡下さい。
②【循環器病学・神経生理学の権威?!】
(1)・心電図を導入したのは、秀三の甥?!
秀三の甥にあたる呉建は、黄石の次男・文聡の長男として東京府(現・東京都)に生を受けました。1907年に東京帝国大医科大を卒業から4年後。ドイツやオーストリアに留学。エヴァルト・へリングに師事して医学を研究しました。帰国後、1913年に東京帝国大助教授、1920年に九州帝国大教授、1925年に東京帝国大教授を歴任。
彼は心電図等を導入し、循環器病学の発展に尽力しました。さらに、心臓の病態生理や脊髄副交感神経に関する研究でも業績を残しました。よって、循環器病学及び神経生理学の権威として知られることになりました。同時に心臓病や神経痛の権威としても多くの患者を診察しました。
そして、1839年には脊髄副交感神経に関する研究で帝国学士院恩賜賞を受賞。また、交感神経に関す研究で日本内科学恩賜賞、緊張の栄養に関する研究で服部報公会賞を受賞しました。
海外でもイタリアにてヨリグランオフチアレーロロナイタリア勲二等、死後も正三位勲二等旭日重光章が贈呈されるなど数多の賞を獲得されました。ちなみに、呉建の著書に『内科書〈上巻・下巻〉』(南山堂)、『自律神経系〈各論〉』(日本医書出版)、『呉文聡』(出版社不詳)などがありますが、大変古いため価値はあります。
(2)・循環器、心電図に関する書籍の買取価格一覧
当店では、循環器や心電図に関する書籍を買取らせて頂きます。下記にてピックアップしております。
・『もう忘れない!早わかり心電図』:買取価格=500円
・『心電図の読み方パーフェクトマニュアル』:買取価格=1500円
・『まるごと図解 循環器疾患』:買取価格=700円
・『循環器看護ケアマニュアル』:買取価格=1000円
・『循環器治療薬ファイル -薬物治療のセンスを身につける- 第2版』:買取価格=2000円
東京で病院や診療所、クリニックを移転または閉院などの際に大規模な買取をご希望のお客様は、ダンボール30箱以上の手配も可能です。詳細に関しましては、あさゆう堂までお問い合わせください。
(3)・神経生理学に関する書籍の買取価格一覧
神経生理学に関する書籍をピックアップしましたので、買取金額は下記をご参考下さい。
・『神経生理学』:買取価格=600円
・『脳内物質のシステム神経生理学』:買取価格=1500円
・『臨床神経生理学』:買取価格=1000円
・『臨床電気神経生理学の基本』:買取価格=1000円
・『リハビリテーションにおける臨床神経生理学』:買取価格=500円
東京にお住いのお客様で医学書の持ち運びが大変な方は、“あさゆう堂”の宅配買取サービスをご利用ください!
Ⅱ・「東大医学部の歴史」
①【東大医学部の前身は東京医学校だった?!】
(1)・東京医学校ができるまで…
1868年5月、明治政府が旧江戸幕府の「医学所」を接収しました。それを「医学校」と改称、設立されたのです。翌年2月、官立の「大病院」と統合されたことで「医学校兼病院」となりました。
が、同年7月18日の大学校設立に際して開成学校(旧幕府の開成所の後身)とともにその管轄下に入り、「大学校分局」とされました。1870年、大学校の“大学”改称に伴い、医学校は「大学東校」と改称されました。
翌年に7月、文部省が設置されたことによって「東校」と改称しました。さらに翌年には、学制頒布によって第一大学区医学校と改称されました。
(2)・東京医学校から東大医学部へ!
1874年5月、第一大学区医学校は東京医学校と改称されました。予科二年、本科五年からなるこの医学校は、ドイツ語を通じた西洋医学が主な教育内容として実施されました。
さらに、日本語での薬剤師の簡易速成課程として修業年限2年の“製薬学教場”、翌年1875年には医師速成課程として修業年限3年の“医学通学生教場”が新設、ともに日本語による授業が行われました。
1877年、東京開成学校と合併したことによって東京大学となり、東京医学校は東京大学医学部となりました。
(3)・旧東京医学校本館が重要文化財?!
1876年、本郷に移転された東京医学館本館は翌年の東大設立後も医学部本棟として使用されていました。本館は1969年に小石川植物園に移築。翌年には国の重要文化財と指定されました。
東大総合研究博物館の「小石川分館」として使用され、東大のあらゆる建造物の中でも最古の建造物として現存。2001年11月より総合研究博物館の分館として一般公開されることになりました。
明治以来の各種の学校建築や学内各分野の標本、器材等を展示することを考慮すると、歴史的由緒に恵まれているという観点から相応しいと考えられ、現在でも大学博物館の分館として有効活用されております。
Ⅲ・【東京都の医歯薬系大学】
①・医学部だけでも充実!
(1)・東京都内の医歯薬系大学
東京都内は、東大医学部以外にも医歯薬系の学部を設置している大学が多数あります。三学部別に下記にまとめてみました。
【医学部】東京大学、東京医科大学、慶應義塾大学、東京医科歯科大学、東海大学、日本大学、昭和大学、帝京大学、東邦大学、杏林大学、順天堂大学、東京慈恵会医科大学、東京女子医科大学、北里大学、
【歯学部】東京歯科大学、日本大学、昭和大学、東京医科歯科大学、日本歯科大学(生命歯学部)
【薬学部】東京大学、東京理科大学、慶應義塾大学、昭和大学、帝京大学、星薬科大学、帝京平成大学、昭和薬科大学、北里大学、武蔵野大学、東京薬科大学、城西大学、城西国際大学、日本大学、日本薬科大学、明治薬科大学、東邦大学
都心部だけに大学の数も多く、医歯薬系の大学もかなり充実していることがわかります。さらに、看護や保健、衛生関係の学部に関しても40校以上あります。また、医療系専門学校に関しては、看護関係を中心に90校もあることにただ驚くばかりです。
※東海大学は東京都渋谷区が本部ですが、医学部と健康科学部の所在地は神奈川県伊勢原市の伊勢原キャンパスです。
(2)・受験用参考書、問題集の買取について
当店では、東京大学をはじめ各大学の赤本はもちろんのこと、あらゆる受験用参考書や問題集も買い取らせて頂きます。医師国家試験や看護師資格などのあらゆる資格・検定試験に関するテキストや問題集も買い取らせて頂きます。もちろん、中学・高校・大学受験の参考書や問題集でも構いません。
医学部をご卒業予定の学生様、他の道に進まれたために医学書や参考書がご不用になったお客様は、ぜひお問い合わせください。
東京での医学書買取は、あさゆう堂までお気軽にご連絡ください。
当店では、あらゆる医学書をはじめ、様々な専門書を買取しております。
ご不用になりました医学書、専門書、参考書や問題集などをお売りになりたいとお考えのお客様は、ぜひ当店へご相談ください。
新宿や渋谷など東京23区内にお住いの方はもちろん、八王子、武蔵野、調布、多摩、三鷹、東村山、国分寺からの医学書、医療専門書の買取に関しましては、あさゆう堂をご利用ください。
東京での医学書買取は、あさゆう堂です。みなさまからのご連絡、心からお待ちしております!